あんな学者、こんな学者 1
ジャン・ルイ・マリー・ボアズイユ
ジャン・ルイ・マリー・ボアズイユは流体力学の領域で功績があり技術の世界でもその名はよく知られているが、実は医者であってこれはきわめて稀なことです。
彼は動脈や静脈中の血液の流れを調べた結果、円管内の粘性流体の流れの式を導くに至ったのです。
これは工学の領域で非常に重要なものです。
流体力学を学ぶ学生なら流体の粘性を求めるボアズイユの実験装置はなじみが深いだろう。
これは非常に簡単な装置で、流体を入れた大きなびんと、測定用のびんに向かって流体を流す1本の細い管と、それに流体が管内を流れる時間を測るストップ・ウォッチとがあればよい。
流れを支配する式はボアズイユによって与えられているが、ドイツの技術者ゴットヒルフ・バーゲンが彼とは独立にこれを発見しているので、一般にはバーゲン・ボアズイユの式といわれます。
ボアズイユは1799年4月22日パリで生まれ、医学を勉強して1818年に学位を得ました。