予備知識として覚えておきたいこと その6
■ぜんそくの治療とこころの影響
19世紀ころから、ヨーロッパでは、アルプスのような高い山に登るとぜんそく発作が軽くなることが知られていました。
アレルギー説の立場からみれば、高山では、ぜんそくの原因となる屋内塵や、真菌(かび)類、花粉類が少ないためということで、この現象を説明できますし、ぜんそくを精神心理面から説明しようとする立場からは、これをわずらわしい人間関係、ストレスの多い社会生活から離れるためという解釈も一応成り立ちうるわけです。
とくに近年「精神身体医学」とよばれる分野の研究もさかんになり、ぜんそくは、この方面の学者からは代表的な精神身体病(心身症)の一つにかぞえられています。